0円スマホ廃止 ショップ閑古鳥も 大手3社はむしろ歓迎?
こんばんは。
KeiTieです。
以前も記事にしましたスマホの0円販売廃止・・・
思ったとおり各ショップは客足が遠のき、閑古鳥が鳴いているとの報道がありました。
一見デメリットに見える「スマホ0円廃止」ですが、もしかすると、大手3社にとっては歓迎できることだったのではないでしょうか。
これからは既存の客目線にシフトする?
スマホ業界にとって、いつもであれば一番の稼ぎ時であるはずの春商戦ですが、今年は政府による「0円スマホ廃止」によって、お客さんも少なく厳しいものとなりました。
それもそのはず、政府は0円スマホを撲滅するために、覆面調査を行ったり、実態報告を要求するという徹底ぶりでした。
その結果、各ショップは閑古鳥が鳴くような状況だったようです。
この状況では、各キャリアにとっても厳しいだろうなと思っていたのですが、むしろ歓迎しているかもしれません。
顧客の奪い合い
これまでは、既存の顧客が他社へ流出するリスクがあったため、各社とも多額のコストを投じて互いに顧客を奪い合ってきました。
キャリアの目線は完全に新規顧客と他社の顧客に向いていたでしょう。
そうすると、そのキャリアの顧客からは不満が出てきます。
長年同じキャリアで契約している人よりも、新規契約や乗り換えの客ばかりが優遇されるのはおかしいという声がありました。
キャリアとしては、既存の顧客もほっとくわけにはいきませんよね。
しかし、既存の顧客に注力したくても、新規顧客の開拓にコストがかかりすぎている・・・。
スマホ市場の成熟
さらに、スマホ市場は成熟してきています。
スマホを持つ年齢も低下し、今では小学生でもスマホを持つ時代になってきました。
これはキャリアが新規顧客を開拓し過ぎたことも原因のひとつだと思います。
そうなってくると、新たな客も少なくなってきます。
そろそろ、別の方向にかじを切らないといけない時期に来ていたのかもしれません。
方向転換の時期
そんな中、今回、政府によって0円スマホが禁止されました。
それによって、各社とも乗り換え客争いがひと段落します。
今後は、新規顧客の開拓にかけるコストは減少させることができ、ターゲットの少ない新規顧客からターゲットの多い既存顧客へシフトすることができます。
つまり、政府主導で各社の顧客争奪戦がひと段落したことは、キャリアにとっては歓迎できることだったんじゃないかなと思いました。
スマホ事情の今後
しかし、スマホキャリアは企業です。
企業は利益を上げなければなりません。
これからは新規顧客の開拓というところで利益を上げにくくなるので、今後は、既存の顧客から利益を上げようとするかもしれません。
もしかしたら、値上げにつながる可能性もありますね・・・。
格安キャリアも台頭してきていますので、今後のスマホ事情はどうなるのでしょうか。